ゲストハウスはなぜ家賃が安い?
ゲストハウス(シェアハウス)の最大のメリットは、なんといっても通常の賃貸アパートなどに比べて格段に家賃が安いということです。場合にもよりますが、平均的な価格で比較をしてみると、同じような物件で比較した場合賃貸アパートやウィークリーマンションの半額程度まで安く住めることもあります。
ゲストハウス(シェアハウス)が非常に家賃を安く設定できる理由は、物件として使う建物が新築ではなく古い建物を再利用しているためです。日本においては、90年代に起こった不動産バブルにより、住宅物件が乱立しました。そのあと急激に不景気になってしまったことで、不動産相場は急落し、当時に購入・所有したものの手放すことができなくなってしまった物件が都心を中心に数多くみられます。
さらに、それらの建物の数十年の時間の経過とともに老朽化がされてきており、通常の募集形式ではなかなか居住者を見つけることはできません。そこで、それら「お荷物」物件をうまく利用するために生まれたのがゲストハウス(シェアハウス)というわけです。
それぞれのゲストハウス(シェアハウス)では、家賃を安くするためのさまざまな工夫があります。例えばシャワーの利用については使用ごとの実費請求とし、水道料を個別に徴収しないといった方法です。また、テレビや雑誌など旧来のメディアに広告を打たず、比較的安価なインターネットでの営業を主にしている点もポイントです。家賃の低価格化は現在多くの人の注目を集める材料となっています。